2011年1月11日
全国のタイガーマスクさん、素晴らしい皆様だと思います。
ただ頭が下がります。
私が勝手に想うに、あの方々は、過去に様々な苦労をされた方々だったのかもしれない。
人の痛みは、自分自身感じてみないと解らない、と思います。
いつか、前に総理だった、鳥の名前のお坊ちゃまなんかは、子供達の頃に、どうしょうも無い貧困や、色んな事情をかかえた家族の問題事など、まず理解が出来ない生活を送っていたのだろうと。
何等かの苦労をしてきた人にしか、分からない事は有ると思います。
タイガーマスクの様なイイニュースが、いつも流れてくれたらと、思います。
かつて私自身も、一番下の子供が小学校へ入学する時に、ランドセルも机も買ってやれない、本当に辛い時期がありました。
正直言ってお金が無かった。実家の両親からお祝いに、と、もらったお金にもかかわらず、全て借金の支払いに。主人の収入も、全部その支払いに廻さないと間に合わなかった。
当時の支払いにおわれていた、私のわずかなパート代と、倹約っていう酷い食事だったあの頃。下着も買えなくて、やぶれたストッキングをシャッがわりに工夫したり、子供達には、お友達の子供達のお古を貰って着せていました。
土・日、関係なく働いていたあの頃。子供達には可哀相な事をしたな、と、思います。
主婦が、月十万円収入を得る事は、なんと大変な事なのでしょう。
家庭は、滅茶苦茶。家の掃除をする時間など無かった。
くたくたになって、帰ったらすぐに食事、すぐにお風呂、山のような洗濯物を次から次へと。息つく暇もなく子供達のアイロンがけ、次の日の制服を揃え、朝がくるのが早い事。
お弁当を四個、眠い目を擦りながら、せめて子供達に、と作った事を思い出します。
休み日などなく、今思えば良く体が持ったな、と我ながら感心します。
きっと、張り詰めていたんだろう。頑張って仕事するしかなかった。あの歳で出来る仕事は選べない。
周りに認めてもらえる凄い仕事のはずもなく、アルバイトで出会う友達からは、「そんなプライドの無い仕事辞めたら?」と、酷い言葉も浴びせられました。
働くしかなかった。辛かった。
でもそれは大人の私達には当然だ。子供達に何の力があるだろか?
貧困を強いられ、「皆ピカピカのランドセルなのに…」と、確かに思っていただろう。辛かったのは私だけじゃなかったって思い返す。
当時は辛かったけど、今となってはイイ経験をさせてもらった気がする。